状況
店舗サービス業向けSaaSのスタートアップにおける自社採用で、採用基準・面接プロセスが面接官個々の感覚に依存していた。採用の判断を、組織として再現できる基準・プロセスにする必要があった。
課題
「いい人を採る」が面接官の主観に委ねられ、会社の魅力を伝えきれず入社後のミスマッチが起きる、候補者理解も浅い、という構造的な課題があった。
解決方法
採用プロセスを「共有 → 共感 → 共鳴 → 共振」の4フェーズで定義し、各フェーズに目標状態と確認項目を設定した。会社の魅力をネガティブ面も含めて伝えきる「共有」、候補者の人格を聞き出す「共感」、Will/Can/Mustの重なりを双方で見出す「共鳴」、スタートアップで働く覚悟を互いに問う「共振」という流れである。さらに面接シート(評価記号・総合評価・強み因子・フェーズ別の確認質問)を制作し、判断基準を言語化・標準化した。
成果
採用の判断を、面接官の感覚から、組織が共有できる基準・プロセス・面接シートへと落とし込んだ。採用数は半期目標100%着地で達成率を大きく押し上げる類のものではないが、ミスマッチ低減・活躍の観点で効果が表れた。本シートを用いて採用したカスタマーサクセス職6名のうち、2名は3年以内に昇格、別の2名は能力の転用を期待されて別職種へ異動した。